渋谷公会堂のすぐそばのライヴハウスでレベッカのギグの時、最後列を陣取っていた私達。
お気に入りの曲で気付いたらテーブルに上がって踊ってた。
誰も止めなかった。
でも、テーブルの上に上がったのは、それが初めてだった。
イケナイ事が気持ち良いことだということを学んだ日だった。
ギグの後、近くのレストランで食事をしていたらメンバーの何人かが入ってきた。
しかし私たちは、彼らと同じ事務所に所属していて、この日のギグを見にやってきたらしい美貌の少年に目が釘付けになった。
ジツは私たちはこの少年のマニアだった。
マニアすぎて、近づいて声を掛けることすら出来なかった。
仲間の1人などは、直視することもままならず、鏡写しに見つめて目を潤ませていたっけか。
そんな気持ちを取り戻さねば。
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