夜半を過ぎて、ぐんと気温が下がり、寒くて何度も眼が覚めました。目覚ましもないのに5:00起床で、先日買った迷彩パンツを得意気に穿き、上機嫌になってデニーズで朝食です。もうこの際は質より量、とにかく暖かいコーヒーがあれば、大人しくしている私です。
今日も快晴、見事な雲ひとつない青空が広がっています。7:00を過ぎれば気温も上がり、水遊びがしたくなるのは素晴らしい限りです。ステート・ハイウェイ77を南下して、スノーフレイクという美しいけれど不吉な名前の町を抜け、一目散にGlobeを目指し、ステート・ハイウェイ88を北西、ルーズベルト湖へ向かいました。時刻はお昼を少し回った頃で、湖で一休みしてもう少し移動するつもりでしたが、この湖の広大さ、美しさ、静かさに一目ぼれ、キャンプサイトがあるときては、留まる他はありません。
9マイル離れた商店へ行き、夕食用の食料と冷たいビールを買い、日差しが一番強いであろう時間帯にテントを張り終えると、もう汗だくです。青い空の白い雲は動きません。屋根つきで日陰になっているピクニック・テーブルに腰を下ろし、冷たいバドワイザーを喉に流し込むと、この世の天国です。目の前には、山並みに囲まれた蒼い湖、聞こえてくるのは鳥のさえずり、乾いた大地をさらに容赦なく焼き尽くすような強い太陽。私達は、もう全てを持っているのですね。
じっとしているのがとても忙しいなんて。
ウサギがひょいと草むらから飛び出すのを眼で追ったり、鳥が何かをついばむのを見ていたり、遠くに見える、ボートのバスフィッシャーマンの使っているプラグ/ルアーは何か想像してみたり、釣り上げた様子を見るとこちらまで嬉しくなってしまったり、トカゲがすぐ目の前を横切るのを見つめたり、数時間はあっという間に過ぎ去っていきます。
夕刻になり、シャワーを浴び、病み付きになった焚き火をします。夕陽が沈み、少しずつ闇が迫ってくるのを静々と堪能します。火はいい。PR